【Great Journey in Melbourne】バイリンガル教育に触れる。

バイリンガル教育。

日本人の私達からしたら、珍しいことだ。

ましてやAIやらで言語障害が無くなってきたこのご時世、他言語をわざわざ学んでそれを使おうと思う人は少ないであろう。

私は今、日本にルーツがある子どもたちに日本語を用いて、日本型教育を行なっている学校でティーチングアシスタントをしている。

この学校には、幼稚園生〜高校生までおり、日本人とのミックスの子どもや、親御さんの仕事の関係でオーストラリアで暮らしている日本人など、日本にルーツのある子どもたちが生徒だ。

毎週土曜日のみ開校されるので、生徒は普段オーストラリアの学校に通っている。

普段は英語を使って勉強をし、土曜日になると、ガラリと日本型にチェンジする。

授業も国語や算数、日本の教科書やドリルを用いて、日本語オンリーポリシーの中行われる。
お弁当もなるべく日本風のお弁当を作り、少しでも日本のカルチャーを学ぶことがルールとなっている。
最初お弁当を見たとき、みんなおにぎりや、唐揚げやふりかけなどがあって、めちゃくちゃ日本食が恋しくなった。笑

私のクラスは小学一年生であり、みんな元気いっぱいだ。
私21歳、めちゃくちゃ元気をもらってる。笑
休み時間になると、「先生鬼ごっこしよ〜!!!」とグラウンドを駆け回る。

この子たち、週6でフルで学校に通ってエネルギー凄いなと感心する。笑

小学一年生ながら、皆日本語はネイティブレベル。
日本の小学校と同じようにひらがな、カタカタ、漢字も頑張って勉強している。
算数も、足し算、引き算と日本同様だ。

まさに彼らは、物心ついた時から、バイリンガル教育を受けている。
恵まれた環境だなと思う。

ここ、オーストラリアではこうした教育は珍しくない。

日本語、フランス語、インドネシア語など、様々な言語を用いて教育されている。

そのことで何が起きるか。

脳が発達する前の子どもの頃からこうした、他言語、他文化に触れることで、確実に知識や教養は広がる。
他の人より倍のものが学べ、見える。
普段の成績も向上しているという。

言語はただのツールだ、使うためにある、という理由で見るのではなく、そのツールの意味を考えてほしい。
言語を学ぶことで、その他の文化や、知識などを学べて、自分の知恵になる。

現に、友人で英語はもちろん、タイ語や、インドネシア語、ペルシア語などを学び、実際に留学している人たちもたくさんいる。

長い目で見て、バイリンガル教育を受けると、凄く良い影響だ。

実際自分も英語を学び、使い、生活していると、そのおかげで経験することや、見える世界も変わった。

言語は"ツール"


かもしれないが、そこには深い意味がある。

人とつながるツール。
映像、音楽、芸術を理解するツール。
教養を高めるツール。
コミュニティを広げるツール。
生きていく場所を見つけるツール。

言語1つで見ることができる世界も一味変わる。









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